先日、教育の専門家と話をする機会があり、その際に「言語化する技術を育てることが重要だ」という話を聞いた。
特に最近の若年層には言語化する技術が欠如している人が増え、教育上のひとつの課題になっているという。
言語化する技術とは、端的にいうと「自分の思考や感じていることをきちんと伝えることができる技術」だ。
まとまった量の文章を読むことも書くこともしなくなり、ショートメッセージによる簡易なやり取りが中心になっていくうちに、気づいたらこの技術が劣化している。
自分が伝達したいことを相手に正しく伝えられないということはコミュニケーションの齟齬を生むし、社会生活において極めて重要な技能を欠いていることになる。

言語化する技能。
これを意識的に育てなければならない社会になりつつある。

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