ちょうど50周年を迎えた講談社現代新書より、拙書「デジタルは人間を奪うのか」を上梓させていただいた。
加速度的に進化するデジタルと人間の共生をテーマとし、人工知能やロボットからIoTまで、近未来のデジタル社会と人間の向き合い方について考察している。
一冊の本を書き上げるために使うエネルギーは相当のものであり、ゆえにこのように書店に並んでいる「姿」を目にすると感慨深いものがある。
それと同時に、顔の見えぬ読者と自著を通じてコミュニケーションし、審判を受けることに対して何とも言えない緊張感を覚える。
大量の読み物が無料で読める時代にあって、わざわざお金を払って本を購入してくれる読者に対し、著者としての責任があると考えているからだ。
このクリエイティブノートでも、本書で論じていることのポイントを抽出し、「人間とデジタルの共生」に関する考察を展開してみたい。