”「人工知能製ダークマター」に覆われた世界を想像していると、村山聖と羽生善治が将棋の深い海を共有するシーンへと引き戻される。 僕はやはり、あの二人が一緒に潜ろうとしている深い海を尊く思うのだ”

”「人工知能製ダークマター」に覆われた世界を想像していると、村山聖と羽生善治が将棋の深い海を共有するシーンへと引き戻される。 僕はやはり、あの二人が一緒に潜ろうとしている深い海を尊く思うのだ”

メディアアーティストの落合 陽一さんとの対談。
魔法の世紀、デジタルネイチャー、実存主義、シミュレーション仮説、人間の脱構築、100年後の世界。いままでの常識は、かつての常識に。

ソトコト2017年1月号の連載「テクノロジーは、人間をどこへつれていくのか」。
今号のテーマは「シミュレーション仮説」。
この世はリアル、それともフェイクか。
シミュレーション仮説はフィクション、それともノンフィクションか。

現代美術家のスプツニ子!さんとの銀座ソニーパークプロジェクトトークセッションアーカイブ。
トークセッションの一部分だけではありますが、当日の話の一端をご覧いただけます。
小川:固定化された建物という考え方自体がもう古いのかもしれません。建物の外側はスケルトンにして、内部の壁は電子化して自由に区画を変えられるようなものとかね。建築家の隈研吾さんと対談したときに、そういうものも遠くない将来に実現できるとおっしゃってたんですよ。ソニービル解体後は「パーク」という概念があるんだから、何かそういうシームレスなものがいいのかも。
スプツニ子!:ディストピア的な考え方にとられるかもしれないけど、豊島の作品に登場したオキシトシンのように、化学物質や微生物を使って感情に影響を与えることで、ビジネス交渉がうまく進む部屋、プレゼンテーションに向いた部屋、なんていう建築空間のあり方があってもいいですよね。デートで美味しいご飯をおごってもらったら、「この人いいかも!?」って気分になることだってあるじゃないですか。微生物に幸せに感情操作される未来があってもいいんじゃないかな。
小川:臭いものにフタをするのは人間の悲しい性だけど、現在の常識や思考の積み重ねとは違う、突拍子もないところから考えていくことでのブレイクスルーを、この場所から仕掛けていけるといいですよね。ただビルを作り直すだけじゃなくてね。
スプツニ子!:まさにピラニア的なマインドが生まれる場所として、ですね。
ソトコト連載「テクノロジーは、人間をどこへつれていくのか」。
今号では、オールド・ヴァイオリンの佇まいから、高速ストリームの中を生きる人間を見つめ直します。
”優秀なテクノロジーは、大量生産を瞬間芸で成し遂げる。生み出されたものは高速ストリームの中であっという間に流れ去り、それが繰り返される。ストーリーが物に付随する間もなく、物はフローの一部になる。僕はそのことが気になっているし、出会ったオールドヴァイオリンが何かを訴えかけてくるのも、そのせいだろう。人間の感性は、目新しいものやフローの先端だけに向かうわけではない。歴史が物に刻み込んだストーリーを愛でることで、人間は豊かになれることがある。ストリームの中で寿命短く消滅した物の名残を示す泡にすら気づくことのない社会において、そのことを忘れたくない。人間そのものがストリームの泡沫にならないために”

文部科学省等が主催する「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」(2016年10月19日~10月22日開催)に登壇します。
これは、ラグビーワールドカップ2019、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、関西ワールドマスターズゲームズ2021等に向けて、観光とも連動させつつ、スポーツ、文化、ビジネスによる国際貢献や有形・無形のレガシー等について議論、情報発信し、国際的に機運を高めるためのキックオフイベントとしての国際会議です。
ダボス会議を主催する世界経済フォーラムと日本政府が連携し、国内外の60を超える国や地域からビジネス、政府、市民社会等を代表するリーダーが600人以上参加。新たなライフスタイル、健康長寿社会へのアプローチ、若年世代の新たな価値観、過去のトレンドからは到底予想できない破壊的な技術革新などをテーマにリーダーが集い、世界の未来を議論します。
僕は「テクノロジーは人間から何を奪うのか」というセッションのモデレーターを務めます。
【セッション概要】
”人間とデジタルの再結合”
高度テクノロジー社会において、コミュニケーションは生物間だけではなく、生物とコンピュータ、物と物すべてがIoTでつながり、劇的に変容して行く。バーチャルとリアリティはどこまで溶け合うのか。バーチャルの中に身体性は存在するのか。そして、精神や身体とテクノロジーの融合は実現可能なのか。武道、茶道、禅、侘び寂び等もヒントに、デジタルテクノロジー社会における「主体としての人間とは何か」を再考し、豊かなテクノロジー社会を築くためのブレークスルーを考える。”テクノロジ―に人間を奪われない”ために。
【登壇者】
・金子 眞吾 / 凸版印刷株式会社代表取締役社長
・落合 陽一 / 筑波大学助教
・スプツニ子!/ 現代美術家、マサチューセッツ工科大学メディアラボ助教
・野村 忠宏 / 柔道家
・カサンドラ・チュー / セーフハーバーカウンセリングセンター創立者、心理療法士、
ヤング・グローバル・リーダー
・小川 和也 / グランドデザイン株式会社代表取締役社長
ソトコト2016年11月号の連載「テクノロジーは、人間をどこへつれていくのか」。今号のテーマは「紙の本の”魔力”」。
電子書籍にはない非合理的な部分にこそ、紙の本の“魔力”が隠されている。僕は、電子書籍リーダーを愛用しながら、紙の本の“魔力”と向き合い続けることになるのだろう。
