生まれた日の新聞
Notes

自分が生まれた日の新聞を読んでみると、ニュースもテレビ欄を埋め尽くしている情報も、何から何までノスタルジックの極みであり、絶妙なタイムスリップ感に陥る。
その時あたらしかったものは、いまとなってはよく言えばレトロ、見方を変えれば微笑ましいくらいに古臭い。

出稿されている広告なんかも、クリエイティブ含めてその時代をよく現しているわけだが、当時の等身大も現在においてはシュールさすら漂う。

劇的な環境変化を定点観測する術として、古い新聞を遡ってみることは実に面白く、たまにやってみると思わずハマる。

人間は、古いものの上に新しいものを重ねてはそれをひたすら繰り返して生きている。とにかくそれをひたすら繰り返す。新しいものはやがて古くなり、古いものはさらに古くなる。その当たり前の積み重ねのさまを、思いっきり味わえる。

「テクノロジーの進化と人間をとりまくリスクの変化」小川和也 | 慶應義塾保険学会
Notes

http://www.keio-hoken.jp/column/1470/

起源を18世紀にまで遡る大数の法則、さらに古代ローマのコレギウム、中世ヨーロッパのギルド。明治維新の時に始まった今日の日本の保険制度には、それまでの歴史が積み重ねて来た多くの礎がある。
言わずもがな、保険は偶発的な事故によって生じた損害を埋め合わせるための仕組みであり、その背景には何らかのリスクが存在する。このリスクは、われわれが生息する地球、社会環境によって常に変動を続けている。ゆえに、このリスクの変動もしくは変動の予兆を的確に捉え、それに応じた保険のあり方を追求して行く必要がある。

小川和也×福岡伸一 対談【後編】「無数のドットを組み合わせることで、人間はこれからもいろんなものを生み出していく」---講談社現代ビジネス| 小川和也の「デジタル・ドリブン」
Notes

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41032

検索して情報は入手しやすくなったけれども、それは知識化ではない。脳の中にある一定量知識化されたものがないと、ひらめきは生まれにくい。

小川和也×福岡伸一 対談【前編】「いくらデジタルが進化しても、人間が人間としての存在意義を失うことはない」--- 講談社現代ビジネス | 小川和也の「デジタル・ドリブン」
Notes

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41030

機械も、摩耗したり劣化したり、エントロピーの増大は起こりますが、因果関係が明らかです。Aが起こったからBが起こり、結果としてCになる。生物の場合、それが一定ではなく、Aの次にCが来たり、Bから始まったり、AとCが同時に起こったり。因果律というよりは、関係性がその場でいかようにも変わるため、生物の時間と機械の時間は違うと私は認識しています。

可能性に満ちたものほど厄介だ --- 小川和也 | 講談社 読書人の雑誌『本』より
Notes

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40987

先進的技術、機械や機器、コンピュータ、インターネット、データ。「デジタル」は元来の概念から多様化し、人間との関係性を深め続けている。デジタルは人間に多くの恩恵を与え、利便性にあふれた未来の社会づくり…

「送客という言葉自体がプロダクトアウトである」
Notes

http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1411/04/news004.html

前編で紹介したトイザらスの「シームレスリテイリング戦略」は、専門店にしかできないホスピタリティを徹底的に追求した結果、生まれたものだった。では、「シームレスリテイリング」は現場でどのように機能しているのだろうか? 日本トイザらス 執行役員 eコマース本部長 飯田健作氏に聞いた。

顧客思考を追究するトイザらスの「脱オムニチャネル」
Notes

http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1410/31/news001.html

徹底した顧客重視の視点により、トイザらスは「オムニチャネル」から「シームレスリテイリング」へと考え方を変えた。2014年7月にリニューアルした同社のECサイトを中心に、同社の顧客に向けた各種取り組みを日本トイザらス 執行役員 eコマース本部長 飯田健作氏に聞いた。

「デジタルは人間を奪うのか」この命題に軽やかに答えを出した羽生善治
Notes

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41954

「コンピュータがプロ棋士を負かす日は?」。1996年版の『将棋年鑑』(日本将棋連盟)内におけるプロ棋士向けのアンケートだ。それから15年ほど経った2012年、プロ棋士とコンピュータ棋士ソフトによる棋戦「電王戦」が行われることになった。

五感で本を感じられる場所としての書店
Notes

拙書「デジタルは人間を奪うのか」(講談社現代新書)の発売にあたり、先般各書店を訪れ、たくさんのサイン本や色紙を書かせていただいた。どうやら初速が好調ということで、本当にありがたい。

書店の方と直接お話をし、本の動向を伺い、著者として本に込めた思いをお伝えすることで、実にかけがえのない時間となる。
Amazonはさることながら、個人的には良書とのセレンディピティがある書店が好きだし、ましてや自分の本にまつわる書店とのコミュニケーションともなると思わずウキウキする。

無数の本が生まれては、書店の中にはそれが溢れ、そして消えて行く。
1冊の本を書き上げるエネルギーはなかなかのものだが、そんなことはあまり考慮されることもなく、見事にそのふるいにかけられる。
生み出した本には独特の緊張感と宿命がのしかかり、だからこそ、多くの方に読んでいただけた時の喜びは一言では表せない。

Amazonは便利だが、書店には書店でしか味わえない空気があり、五感で本を感じられる場所である。

[サイン本や色紙を置かせていただいている書店(2014年9月29日現在)]
紀伊國屋書店新宿本店、紀伊國屋書店大手町ビル店、丸善書店丸の内本店、八重洲ブックセンター八重洲本店、ジュンク堂書店池袋本店、リブロ池袋本店、ブックファースト新宿店、文教堂浜松町店

つながり依存、脳腫瘍発生の危険性、経済損失・・・デジタルの影の部分にも明るい領域をつくらなければならない 小川和也・著『デジタルは人間を奪うのか』第1章 デジタル社会の光と影【後編】 | 立ち読み電子図書館 | 現代ビジネス [講談社]
Notes

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40552

手元のスマートフォンのアラートに頻繁に喚起され、それに手を伸ばしてはチェックを繰り返す。たとえ仕事の打ち合わせ中でも、である。そのアラートは、フェイスブック上で更新が生じたことやメッセージ受信のお知…

ドラえもんで描かれた道具を手にしつつある社会にもたらされた光と影。デジタルの恩恵は私達を幸せにするのか?  小川和也・著『デジタルは人間を奪うのか』第1章 デジタル社会の光と影【前編】 | 立ち読み電子図書館 | 現代ビジネス [講談社]
Notes

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40551

世界の総人口は70億人を超えた。2050年には96億人、2100年までに100億人を上回る見通しだ。世界の人口が増すにつれ、デジタルの存在感、それが及ぼす影響力も増す一方だろう。デジタルは、人類の歴…

「デジタルは人間を奪うのか」
Notes

ちょうど50周年を迎えた講談社現代新書より、拙書「デジタルは人間を奪うのか」を上梓させていただいた。

加速度的に進化するデジタルと人間の共生をテーマとし、人工知能やロボットからIoTまで、近未来のデジタル社会と人間の向き合い方について考察している。

一冊の本を書き上げるために使うエネルギーは相当のものであり、ゆえにこのように書店に並んでいる「姿」を目にすると感慨深いものがある。

それと同時に、顔の見えぬ読者と自著を通じてコミュニケーションし、審判を受けることに対して何とも言えない緊張感を覚える。
大量の読み物が無料で読める時代にあって、わざわざお金を払って本を購入してくれる読者に対し、著者としての責任があると考えているからだ。

このクリエイティブノートでも、本書で論じていることのポイントを抽出し、「人間とデジタルの共生」に関する考察を展開してみたい。

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